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白色を効果的に使う配色テクニック

「デザインパワー」014 超得カラー配色術-3


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◇1.アイデア
◇2.レイアウト
◇3.フォント
◇4.カラー
の4つのテーマからランダムに超得情報をお届けしているこのメルマガ。
今回のテーマは「カラー」です。


あなたは「白」と聞いて何をイメージしますか?
・清潔 ・無垢 ・清い ・純な ・・・

と、「白」は汚れのないイメージを持つカラーですが、
デザインをするとき、配色(カラーコーディネート)の上では、
特別な役割を持つカラーですので、いくつかを紹介します。

知っとくと、簡単にワンランク上のデザインができますよ〜!


1.ベースカラー(地色)

突然ですが「紙」をイメージしてみてください。。。

その「紙」は何色ですか?
ほとんどの人が、「白色」だったのではないでしょうか?

私たちは、古くから「白い紙」に慣れ親しんできました。
文明は「白紙」と「筆記具」から始まった。といっても過言ではないでしょう。
ですから「紙」といえば「白色」を思い浮かべるのは当然です。

こういった慣例により染み付いた思いこみを利用すると、いろいろな
デザインの表現が可能になります。

たとえば、何かの色の上に白い四角を描くだけで、白い紙を表現できますし、
そこに点線(破線)を何本か引けば、「メモ欄」となります。

また、白地に四角い写真をレイアウトしたとき、同じ大きさのグレーの四角を
ちょっとずらして写真の下に敷けば、「影」を表現することが出来ます。

このように、「白色」はベースカラー(地色)としての性格を強く持ちます。

そのことを意識してデザインするか、意識をせずに何となくデザインするかで、
配色(カラーコーディネート)の効果は大きく変わってきます。

おためしあれ!


2.セパレート(スプリット)

セパレート配色、セパレーション配色、スプリット配色。
呼び方はいろいろありますが、指している意味は一緒です。
色を「分ける」っていうことですね。

デザインをしていて、近似色や反対色どうしを隣り合わせに配色すると、
いまいちすっきりしない。なんだか気持ち悪い。
そんなことありませんか?

そんなときは、間にどちらにも影響しない色を入れて「分けて」あげると
スッキリとまとまることがあります。

この配色(カラーコーディネート)手法を「セパレート配色」というのですが、
「白色」はこの「セパレート配色」に抜群の効果を発揮します。

実際、いろいろなところで使われいていて、たとえば赤色と紺色の配色は、
かなりキツイ配色ですが、間に白色を入れてあげれば、、、
スポーティーな「トリコロールカラー」になります。

また、写真を簡単にかっこよくレイアウトする方法に、グリッド(格子)状に
並べる方法がありますが、こんなときには、写真同士の間に「白色」のラインを入れて
セパレートしてあげると、スッキリ、きれいにまとまります。

他にも、写真がたまたまベース色と似ていて引き立たない場合なども、
白ラインで囲んであげるとビシッときまります。

そのとき、ラインの太さをいろいろと変えてみると、エレガントになったり、
カジュアルポップになったりと、イメージが変化しておもしろいですよ。

これらは、簡単で絶大な効果を生む「ホワイトパワー」ですので、
覚えていて損はないですよ〜!


3.白抜き文字

デザインって、ほんのちょっとしたことでも、印象がガラッと変わるから、
おもしろくもあり、難しいんですよねぇ。

たとえば、ベース色を思い切って「白色」ではなく「色ベタ」にしてみる。
もしくは、「グラデーション」とか「写真」とかね。。。
それだけで、全体のイメージがガラッと変わる。

そんなときに使えるのが、「白抜き文字」!!。
文字色を「白色」にすることで、ベースを文字型に抜いたような効果が得られます。

これがまた、「黒文字」や「色文字」とは違った、スッキリとした印象の
デザインにまとまってゆくから不思議。

配色(カラーコーディネート)って、本当にデザインと密接な関係に
あるんだなぁ、と思わされます。

コンピューターでデザインをする人は(今はほとんどそうですが)、
アプリケーションを立ち上げると、デフォルトで最初に開く画面は、
たいていが「白色」がバックになっていると思います。

そのまま作業すれば、「白色」バックのデザインばかりになってしまうのは
当然です。ここでもやはり、意識してベース色を選ぶのか、そうでないかで、
デザインは大きく変わってきます。


今回のデザインパワーは、

・「ホワイトパワー」でワンランク上のデザイン!

でした。



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全編にわたっておすすめ!というわけではないのですが、
所々に、他の書籍にはない視点が描かれていて、うなずかされます。

私的には、第四章の「簡単で美しい配色のしかた」が実践的でグー!
・「コンピュータ配色」のコツ
なんて項目もあり、時代に沿った内容?!

一読の価値はあります。

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デザインをしていて「色」を選ぶときには、
「和風の色」とか「モダンな色」といったイメージで選ぶことが多いですよね。

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この記事は、本サイト発行のメルマガ「デザインパワー」をもとに編集してあります。
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