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グリッドシステムって何?

「デザインパワー」012 魔法のレイアウト術-3


あなたにも、デザインのパワーを活用してもらいたい!

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◇1.アイデア ◇2.レイアウト ◇3.フォント ◇4.カラー

の4つのテーマからランダムに超得情報をお届けしているこのメルマガ。
今回のテーマは「レイアウト」です。

いきなりですが、「レイアウト」って、難しいです。

プロでもデザインするときにかなり悩まされるのが、「レイアウト」なんです。

「レイアウト」を分かりやすく言うと、
「デザインの構成要素をどう並べるか?」っていうことですが、
これが正しい!という答えはありません。

逆に言うと、「どう並べてもいい」から難しいのです。

そんな「レイアウト」のお助けツールが「グリッド」なんです。

デザインに必要なことは、正体の分からない「センス」など
というものではなく、実は、単なる「テクニック」だったりします。

「グリッド」は目には見えません。

手元に新聞があったら、ぺらぺらと何ページか開いて、
よく観察してみてください。

記事と、挿し絵や写真は、目には見えない線上に並んでいませんか?

試しに、紙面にこの目に見えない線へ、実際に線を引いてみましょう。

縦横にいくつもの線が格子状に引けると思います。

これが「グリッド」です!

この格子状の線を用いて、デザイン要素を並べていく
レイアウト手法を「グリッドシステム」と呼びます。

また、記事部分は、何段かに渡って記載されていると思いますが、
これを「段組み」といいます。

「段組み」は、見えない線で作られていますので、
これも「グリッド」の一種といえるでしょう。

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プロのデザイナーは、この「グリッド」を駆使しています。
「グリッドシステム」によるデザインの素晴らしいところは、使うだけで、

・デザインに秩序が生まれる。

・欲しい情報がすぐに見つかる。

・デザイン作業を楽にする!

といった効果を発揮することです。

自由にデザインしているようでも、実は、
「見やすい」「きれいな」「まとまった」デザインは、
よく見ると、このグリッドをしっかりと用いていたりします。

「グリッドシステム」の基本を簡単に言ってしまえば、

「規則正しく引かれた見えない格子状の線上に、デザイン要素を並べて
 いくことで、デザイン秩序を生み出す。」

「これにより、情報が整理され、見やすくまとまりのあるデザインとなる。」

「また、一度使ったグリッドを繰り返し使えるので、スタイルシートとしての
 役割を持ち、デザイン作業がらくになる。」

といったところでしょうか?

これだけでも、大変なデザインパワーを持っていますが、
これを応用すると、さまざまな展開が可能になります。

例えば、、、

・グリッドで作られる格子状の「ブロック」同士の大きさ比率に
 「黄金比」を用いてみる。

・グリッドで秩序を持たせつつ、部分的に自由なレイアウトを
 組み入れ、「くずし」のデザインで「遊び」の要素を取り入れる。

などなど。。。

アイデア次第で、さまざまな可能性を秘めています。

実際の「グリッド」によるデザインテクニックは、
ここでは伝えきれませんので、興味のある方は下に紹介する書籍等に
詳しく載っていますので、参考にしてください。

今回のデザインパワーは、

・「グリッドシステム」でデザインパワーを引き出せ!

でした。



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         超得おすすめの一冊!  【【グリッド】】
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ある程度デザイン知識のある方には、こちらの書籍がおすすめです。

「グリッドシステム」によるデザイン手法のことが、作成方法から実例まで、
かなり詳しく解説してあります。

「グリッド」--グリッドシステムによるページデザイン--

洋書の翻訳本なので、実例に英表記ものが多いのが玉に瑕ですが、
これほど「グリッドシステム」について詳しく書かれた実用書は、
他にありません。

本屋に無ければアマゾンで。(amazon.comなら送料無料!)

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■ 読むだけであなたの「レイアウト」が魔法のようにみちがえる!!
  ノンデザイナーズデザインブック Second Edition  
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ノンデの杜でも絶賛紹介している「ノンデザイナーズデザインブック」に、
なんと!!セカンドエディションが出ました。
 
本屋で「なんかおもしれ〜本はいないか〜?」と
パトロールしていたところ、見慣れた本が見慣れない色で平積みに。。。
 
!!!出ました。
しっかりと「Second Edition」って書いてありました。
早速チェックしてみると、、、。
な〜んだ、ほとんど一緒じゃん!とおもいきや、結構増ページ!
しかも、なんだか日本人向け?
 
初版(First Edition?)を持っているので、ちょっぴし悩みましたが、
増ページ部分が良くできているので、その場で買いました。
 
まだ「ノンデザイナーズデザインブック」を買っていない人には、
この「ノンデザイナーズデザインブック Second Edition」が、
超得おすすめです。
 
デザイン学校の教科書にしてもいいくらい(どっかでしてるかも)
すばらしい出来です。
企画書でもチラシでも、「何かを創る(作る?造る?)人」全ての人にとって、
読むだけで魔法がかかる本です。

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   超得おすすめのもう一冊!  【【基本はかんたんレイアウト】】  
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「ノンデの杜」では、上記「ノンデザイナーズデザインブックSecond Edition」
を「レイアウト」の基礎が分かる、教科書的存在として紹介してきました。
 
そして、次のステップへと導いてくれる良書をずっと探し続けてきました。
なかなか無いんですよね。自信を持っておすすめできる書籍って。
 
そして、やっと見つけたんです。
「レイアウト」の基礎から応用までを実践的に解説してある「使える良書」を。
 
それが、、、基本はかんたんレイアウト です。
 
分かり易いデザイン関連本を多く手がける、視覚デザイン研究所の出版です。
 
「グリッドシステム」により、デザインテイストをどう表現してゆくか?
が、分かりやすく丁寧に解説されています。
 
「レイアウト」を3つの「テイスト」と5つの「エレメント」で分類し、
最適なレイアウトを簡単に導き出すことができるように書かれています。
 
学習編・分析編・実践編となっており、各ステップごとに多くの図版を用いて
解説。自然に理解を深めることができます。
 
手元にあると安心の一冊です。

この記事は、本サイト発行のメルマガ「デザインパワー」をもとに編集してあります。
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