フォント・書体のデザインパワー
ノンデザイナーの方でも「フォント」という言葉はよく目にするのではないでしょうか?
ときには「書体」とも表現されます。カンタンに言えば、文字の種類のことです。
フォントの話をするとき、学校で習った「レタリング」の授業を思い出します。
書体の本から好きな書体を選び、1文字1文字ていねいに写し、色を塗りました。
5文字書くのに約2時間!
あなたは
そんな事しなくてもいい
のです。
パソコンで好きなフォントを選ぶだけでいいのですから。
そして、そのフォントの選び方がポイントです!
試しにこのホームページのタイトルグラフィックを作ってみました。
「ITC Eras-Bold」というフォントを使っています。(下を参考に)
これが、パソコンにもともと入っているフォントしか無かったら、
(わたしはMacユーザーなので「Osaka」フォント)こうなります。(下を参考に)
英文の細い感じは悪くないのですが、ちょっとインパクトに欠けます。
右のロゴっぽく組み合わせたアルファベットも、細くて貧弱です。
このように、フォントが
デザインで重要な役割
を持つのには、
それだけの効果があるからなのです。
わたしの場合は、いろいろとフォントを代えてみて、これだ!というときには、
頭の中で
「パキッ」
と、音がします。(わたしだけにしか聞こえませんが(笑))
音がしてくるまでは、Step-0で紹介したように、先輩達の作品を参考にしましょう。
あなたもいつか、「パキッ」と音がしてきます。(ほんとかよ!)
ためしに、「DynaFont クラフト墨」というフォントを使ってみましょう。
こうなります。(下を参考に)
ガラッとイメージが変わったのではないでしょうか?
「ハンドメイドな温かさ」・「和のテイスト」に「遊びごころ」がプラスされた感じを
受けるのではないでしょうか。どうですか?
フォントを1つ代えるだけで、こんなにイメージが変わるのです。
つまり、フォントの数だけ
デザインの幅が広がる
、といってもいいでしょう。
しかもあなたは、フォントメニューから好きなフォントを選ぶだけ!
では、どんなフォントをそろえたらいいのでしょうか?
オススメは「フォントパーフェクトブック」です!!
本の付録にフォントが500書体、CDで付いてくるのですが、「オマケフォント」だなどと、
あなどってはいけません。
プロのデザイナーの愛用フォント
が
ゾロゾロ入っているんです!
それがたったの3129円!
これ、ホント買わないと損しますよ。
だって、1フォントファミリー(太さ違いで4書体)で99ドルもするような「Bitstrean社」の
フォントが(オンライン購入だとホントにこの値段です)、500フォントも入っているんですよ !
ほとんど裏技的な書籍です。
どうも、フォント・ライセンスがらみでいろいろと衝突もあったようなので、
絶版になってしまう可能性もありそうです。今のうちに購入しておくのが吉でしょう。
後に紹介している和文フォント「ダイナコムウェア DynaFont Type X TrueType 150」にも
欧文フォントがいやって言うほど付いていますが、書体の完成度が全然違います。
安価ですのでこちらがオススメです。
これもamazon.co.jpから買えます。しかも送料無料!よろしかったらどうぞ。
インプレス ¥3,129
オススメ度
★★★★★
超得おすすめ!
Windows & Machintosh両用フォントなので、
OSを選ばないのがうれしいです。
版を重ねてパワーアップ!英語フォントは、
まずコレを買っとけば間違いない。
欧文フォントはこれだけで完璧です。まさにパーフェクトなコレクションですから!
残るは和文フォントです。 いきなりですが、和文フォントは高いです。
プロが使うフォントだと1書体1万円からします。
考えてみたって、欧文と和文では文字の数がべらぼうに違うんですからあたりまえです。
いくらデジタルっていっても、一文字一文字フォントデータを作っているんですもの。
でも、ここにも
ノンデザイナーの救世主
がいます。
それが激安フォント「感動素材 DynaFont 50」です。
とりあえず、標準搭載のフォントにプラスアルファーしたい方にはオススメです!
なんたって、驚きのイチ・キュ・パですから!価格破壊もここまで来たかの¥1,980です。
こちらのフォントはWin / Mac用が別です。お間違えのないように。
デザイナーになりたい。何度もフォントを買い足したくない。という方にオススメしたいのが、
「ダイナコムウェア DynaFont Type X TrueType 150」です。(売り切れ)
「DynaFont Truetype 600 + 欧文 3000 」です。
(上記より、内容・価格とも更にお得なセットです。)
これなら200書体1万円ちょっとで済みます。1書体100円しません。(バラで買えませんが)
オマケで「KEY FONTS PRO PLUS」等3410書体(欧文フォント3007書体)付いています。
プロが、タイトルなどによく使うフォントに比べたら、完成度は若干低いと言わざるを
得ませんが、よほどのデザインをするのでなければ、全く遜色のないフォントです。
逆に、200書体ありますので、そのバリエーションの広さでプロも使っているフォントです。
ダイナコムウェア
定価: ¥14,490
価格: ¥10,502 (28%OFF!)
オススメ度
★★★★★
余裕の200書体。これさえあれば困ることは無いでしょう。
何度も買い足して不経済になるよりは、一気に揃えて
しまう方が、結果的にお得かも知れません。
ダイナコムウェア
定価: ¥14,490
価格: ¥10,596 (27%OFF!)
オススメ度
★★★★★
Mac版はこちらです。
とりあえず、上記のフォントでデザインに必要なフォントは揃います。
「でも、気まぐれにちょっとデザインしてみたいだけなんだけど。。。」とか、
「お金はびた一文使いたくない!」というあなた。もしくはデザイナーの方で、
「題字のタイトルだけちょっと変わったイメージでデザインしたい。」というあなた!
フリーフォントを使ってみましょう。
フリーっていうくらいなので、無料で使えちゃうフォントなんです。
しかも、これホントにタダでいいの?と心配になっちゃうほど、完成度の高いものもあります。
(わずかな御礼を必要とする「シェアウェア」や、メールでの御礼をちょうだいという
「メールウェア」等、必ずしも無料でないものや商用禁止のものもありますので、
使用の際には注意書きを良く読んで、ルールを守りましょう。
また、たとえフリーでも、気に入ったフォントを使わせてもらったらメールで御礼をすると、
喜ばれます。それが作者の次作フォント作成の原動力にもなるのですから。。。。。)
わたしがよく覗くフリーフォントのリンク集があるホームページを左のコラム欄に
ピックアップしてみました。
ちなみに、フリーフォントに多いのは「ひらがな」「カタカナ」「アルファベット」です。
やはり、労力が半端でないせいか、「漢字」まで収録されているフォントは、ごく少数です。
でも、たまに「JIS第一水準」までとかのフォントもあるので、作者の方には頭が下がります。
ネットサーフィンしながら、ぶらぶらとお気に入りのフリーフォントを探すのも楽しいですが、
時間がない、めんどくさい、というあなたには、付録CD-ROM付きのムックや書籍がおすすめです。
デジタルだ何だいっても、やっぱり紙媒体に印刷されたフォントリストがあると便利ですよね。
たとえば、Window用とMacintosh用のフリーフォントでこんなのが出てます。
桜河 貞宗
定価: ¥1,995
オススメ度
★★★★★
Mac版が無いのが残念!!
大好評の第2弾!
フォントについての詳しい解説や、簡単なデザインのコツなどをイラストを用いて分かりやすく掲載。
フォントを知る読み物としてもページが割かれています。
フリーフォントではなかなか少ない、漢字フォントでつかえるものが比較的多く収録されているのがGood!
インプレスPC編集部
定価: ¥2,079
オススメ度
★★★★
イメージで探せる!フリーフォント集の決定版!
欧文・かな・カナ・漢字・絵文字を1000書体以上CD-ROMに収録したフリーフォント集。ポップやクールなど、イメージでフォントをジャンル分け。
さらにポスターやロゴなど、収録フォントを使った作例でフォントの選び方をアドバイス。データでも収録しているので、作り方の参考にも使えます。
デザイン初心者からプロのデザイナーまで幅広く使える一冊です。うれしいWindows/Mac対応。
スタジオ・フロッグス
定価: ¥2,079
オススメ度
★★★
インターネット上にあるフリーフォント800点以上を集め、
付属のCD-ROMに収録。
ネットで集め回る手間が面倒、、、という向きにはオススメ。
Windows/Mac対応。
さぁ、フォントのデザインパワーを理解して頂けたでしょうか?
フォントの次はデザインの印象を大きく変える「カラー・色彩」についてです。
↓↓↓ Step3-Color カラー へGo!