「デザインパワー」019　極楽アイデア発想法-5


突然ですが「はてなタクシー」って知ってますか？

先日、このジャンルには珍しく装丁のかわいいアイデア本を見つけ、
そこにあった発想法？みたいなものなんですが、簡単に紹介します。

ちなみにそのアイデア本っていうのは、こちら。

スウェーデン式  アイデア・ブック

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「はてなタクシー」

ある新しいアイデアを発想するのに効果的なのが、

・要求される基本的条件を書き出し、そのうちのいくつかを省いてみる

という方法。

例えば、タクシー業界で考えると・・・。

1.道に詳しい

2.運転が上手

の2つ。

このうちの1.の条件を省くとどうなるか？

見習いドライバーが運転するので、道には詳しくないけど、
格安料金で乗車できる「はてなタクシー」が発想できる。。

という感じ

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確かに、なにかのアイデアを発想するときって、
大きな大・大前提はなかなかはずせない。

でも、そこに発想の限界があって、意外にその先に新しいアイデアが眠っている。

例えば、「そらきゅう」っていうお猪口を知っていますか？

お酒を飲むときに使うお猪口というか、ぐい呑みというか、まぁ酒器なんですが、
まず置けない。器がテーブルの上に立たない。

器の底がドングリみたいにとんがっています。
次に穴が開いているので、お酒を注ぐと漏れちゃう。

こ〜んな器、普通の発想じゃあり得ません。

実物はこんな感じ
「そらきゅう」

そらきゅう（穴明）は底に開いた穴を指で押さえて焼酎を注ぎ、飲み干すまで
手が離せないという、遊び心溢れる焼酎用お猪口です。
『そらっ！』と注がれると『きゅーっ！』と飲まなければならないことから
『そらきゅう』と呼ばれるようになったとか・・・。（商品説明より）

こんな器が売れているのです！

これはもう完全に「はてなタクシー」の発想ですよね。

お猪口の基本的条件

1.お酒が注げる
2.テーブルに置ける

ですが、この「そらきゅう」はどちらも省いちゃっています。すごい！
あなたも「はてなタクシー」で発想の限界を超えてみては？

今回のデザインパワーは、

・「はてなタクシー」発想法

でした。

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　　　 アイデアとセンスの国、スウェーデンからやってきた小さな本 　
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スウェーデン式  アイデア・ブック 

小さなかわいい装丁のアイデア本です。

エッセイ調で30点のアイデア発想法のヒントがさらりと満載されています。

ガチガチのアイデア本ではなく、サクッと読んで、自分に合った方法を
すぐにそして気軽に試せる。そんな本です。

それでいて「はてなタクシー」発想法のような強力なエッセンスがちりばめ
られているので、なかなか侮れません。

すきまの時間にでもぜひ！

1.を持っている人、2.も出ました。
スウェーデン式  アイデア・ブック 2

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　　　　　■■■　あなたはいつまで丸腰で仕事しますか？　■■■
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「考具」　加藤 昌治　著

ちょっとそこのあなた！（失礼）
考えるための「道具」持ってますか？

私はこの書籍に出会って、またいくつか仕入れましたぞ。

丸腰では仕事できないもんね。

アイデア本の中では、久々のマイヒット本です。
amazon.co.jpなら送料無料。

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オススメ関連書籍！PicUp！　 【【アイデアのつくり方 】】
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冒頭にも書いたように、「アイデア」って抽象的で本質がつかみにくい。

そのせいか、本当に役立つアイデア本って、実はなかなか無いんですよね。

この「アイデアのつくり方」は、そんな「アイデア」の本質をズバッと
斬り込んで、むきむきっと剥いて見せてくれる。
まさに、目から鱗が落ちるとはこのこと。

次の紹介する「アイデアのヒント」が実践書とすれば、
この本は、基礎原理を知る教科書と言ったところでしょうか？

私にとっては、現在のアイデア創出スタイルの元となったバイブルです。
「アイデア」を必要とする全ての人に読んでもらいたい！

通常のハードカバー本よりひとまわり小さくて、めっちゃ薄いので、
手に取ったときは、「これが？ホントにこれ？」って思います。

早い人なら30分もあれば読めちゃうかも。

でも、「アイデア」の本質を語るのに、必要十分で無駄のない文章には
さすがに多くの人に読まれるだけのものがあります。